仕事や朝のウォーキングで見ながら・・・ふと、思いました。
畑などは、連作障害に悩まされるところが多いのに、なぜ水稲は連作障害にならないのかと。。。
その原因の知識なぞ無い私は、ネットでいろいろ調べ、日本植物生理学会というところの資料を読みました。
「連作障害という言葉は、いろいろな場面で使われています。ここでは、同じ作物を連続して栽培する、すなわち連作により土壌環境が変化したために、作物の生育不良や収量低減、病害発生が確認される現象を想定し、以下の通り回答させていただきます。
土壌環境は理化学性と生物性に分けることができますので、連作障害の要因を大きく分けると、(1)作物が土壌中の特定の養分を吸収したり、根から特定の物質を出したりすることにより土壌養分バランスが変化すること、あるいは、(2)植物体、特に根のまわりの生物相(根圏微生物相といいます)が偏ることに起因して病害が発生することが考えられます。
水田は湛水と落水により土壌環境(理化学性や生物性)が大きく変化するので、土壌養分あるいは根圏微生物相が一定方向に偏ったままとなることがありません。水田は安定した土壌環境を維持することができますので、ご指摘の通り、水田で毎年水稲を栽培しても連作障害は発生しません。一方、陸稲の場合、偏った土壌環境を修復する湛水処理がないために、連作障害が発生すると考えられています。」・・・ということらしいです。
窒素・リン酸・カリ の三大栄養ということを学校で教わりましたが、決してそうではないのだということが今の常識ですね。
大事なのは、土の中にいる微生物なんだね。
一つまみの土の中に1000億以上の微生物が存在する事実は驚くべきことですね。