NHKの探検バクモンで薬師寺東塔の解体修理の様子を放映してました。爆笑問題・・とくに太田は好きじゃないけど^^;
改めて、いにしえの大工さんの技能や技術の凄さを見ましたね。
地盤はけっして強くないにも関わらず、1300年近く風雨や地震に耐えてきたのだからね~・・。
心柱の技術は、東京スカイツリーにも応用されてますね。
さすがに基礎工事は石で再現と言うわけにはいかなくて、現代の最先端資材と技術で作られたみたいですが、出来るだけ使える物は使って残していますね。
ところどころ使用されていた鉄製の釘は、使用に耐えることが分かっているとのことで、そのまま使うそうな。
当時の使える木材は、綺麗にして防腐剤などを浸み込ませるのだろうか???
解体修理工事は後3年後に終わるらしいから、ぜひ死ぬ前に行ってみたいね。修学旅行で観て以来行ってないからね。
薬師寺・修学旅行といえば、高田好胤だね。修学旅行に来た学生に仏教・・仏の心を優しく説いていたらしい。
私が修学旅行で薬師寺に行ったときは、残念ながら不在で法話は聞けず、別の方が案内してくれたけどね。
高田好胤の話は、中学三年の時の担任からだったし、「心」という本の存在も初めて聞いた。
その担任は、ベストセラーとなった本は必ずというほど買っては読んでいたらしい(本人が言ってたから・・)
1969に初版が出され、私が買った1986の中古本は110版になってたし、2012年ころまで増刷されてたみたいだから、これは大変なベストセラーだったというわけだ。
荒れ放題だった薬師寺を再建させた手腕は大したもの。
納経させてナンボという再建費用の捻出方法を考え付く商才も有ったし、「心」をはじめ他の著書も売れ・講演にも熱心でテレビにも出て「檀家」の居ない薬師寺の再建に努めた。1998・・道半ばの74才で逝去。
だけど、いくら口が上手く文才も有って金儲けが上手くても、それだけでは高田好胤は高田好胤になれなかったのだと思う。
あ~・・・できうるならば、この58歳になった私が薬師寺に出掛けて、93歳の高田好胤の説話を聴いてみたかったな~。