年賀状を何枚か書いたあと、ピアノの先生に宛てて書く事になったのだが・・・・さて、どう書くか少し考えてしまった。
息子の歌の伴奏も担当してくれている方ですが、息子さんを一昨年亡くして・・・その同じ月に息子を介して、鮫島芳子著[行く道に花の咲かない道はなく]を贈ったのだけど。。。
凡庸な句も有るけれど、見開き右側の絵と合わせての歌は心にジワリと沁みてくるものだった。
「山川草木悉皆成仏」という仏教の言葉があるけど、あの本の絵を見ながら歌を詠むと、まさに[山川草木悉皆成仏]の世界なんだと思う。
そして、生きとし生けるものには絶対に避けられない生老病死の儚さも心に呼び起されてくる。
空海 人生の言葉の189章・・・一身独り生歿し、電影是れ無常なり
現代の口語訳だと、「稲妻のような一瞬の生涯を駆け抜けて、私たちは独りで生まれ独りで死んでいく。」
・・・まさにそうだなと、この頃は無常感を伴って思う時がよくあるのだ。