テレビで「あなたへ」を観ました。映画館で2回観たので、これで3回目です。
良くも悪くも、高倉健さんの映画ですね。
CGを使ったりしての派手な場面は無くて、淡々と描くロードムービ・・レビューを見ると、評価が人によって大きく変わりますね。こういう映画は、観る人間の器によって評価は変わるものだし、監督が何を言いたいのか考えるのも楽しいものです。
なぜ、故郷の海への散骨を望み、最後のはがきに「さようなら」と書いてあっただけなのか・・
二度目の映画で、ぼんやり観てると見逃す何気ないセリフとか葉書のスズメの絵とかがキーポイントだと分かりましたよ。
まあ~、それは私だけのものかもしれないけどね・・・でも、きっと間違いないと思います。
高倉健が演じる倉島英二の亡くなった妻である洋子の気持ちが・・なんとなく「マディソン郡の橋」のフランチェスカと少し重なるなと思えるのは私だけじゃないなと感じます。
そして、映画の最後に映される山頭火の「このみちや いくたりゆきし われはけふゆく」が全てを語っているのかと思いながら、映画館を出ました。
洋子役の田中裕子が歌う「星巡りの歌」もなかなかよかったですが、監督の狙いは何だったのでしょうか。
「あなたへ」も良かったけど、また・・・プラネタリウムで「銀河鉄道の夜」を観たいな。^^