一部上場企業の決算が次々と発表されてきました。
二次産業と呼ばれる、ものを作り販売している会社は概ね大幅減益もしくは赤字。
一方、ソフトバンクのようなネット企業は儲かったようです。
だけど、私達の生活に必要なものを作り販売する二次産業や、生きていくために必要な農林漁業の一次産業が苦しくて、それに従事する人の生活も厳しいって、なんだか変な話ではないか。ネットは非常に便利で楽しいものではあるけれど、そこで仕掛けを作りうまく回転させてる人達が儲かるってのはなんだか腑に落ちない。
ネット企業が虚業とは必ずしも言わないし、虚業と実業の境は何処にあるのかというのも実に難しいけれど、ネット企業が必ず必要かといえば答えはNoだ。有れば便利というコンビニと同じだな。無くても、どうということはない存在がネット企業でありITと呼ばれる実体かと思う。
農林漁業が潤い、そして物が売れて、それに付随するサービスがスムーズに動く・・・その循環が理想なんだろうけど、現実は180度反対だ。
金融不安が取りざたされているけれど、金融工学なんて崇高な学問があるもんだと思っていたけれど、ただの詐欺の手段だったと解りました。株・債権の売買・・・そんなものはパチンコ屋の店の中の金の動きと同じだと解りました。誰かが儲かっているということは、誰かが損をしていて金がグルグルと回っているだけで、そこでは何も生まれないということがね。
けっして、孫正義のようにはなれないけれど、極端に貧しくもなく金銭的に豊かでもなくていいから、淡々と日々を暮らせたらなと思いますが・・これも、今の世の中・・なかなか大変だとは実感してますが・・・。