今朝は一段と寒い。暑さ寒さも彼岸まで・・・
彼岸と此岸・・彼岸は、なぜか日本だけの行事とか。
彼岸とは、そもそも古代サンスクリット語でパーラミター(波羅密「はらみつ)で、超える、渡る、の意味から到彼岸と漢訳されて彼岸となったとか。
彼の岸・・すなわち、仏の世界。対して、煩悩で苦しむ私達の世界は此岸ということで、この此岸で私達は延々とのたうち回っているわけですな。
昨夜の法話・・メモして整理するつもりで見たのだけれど、一晩寝たら思い出せないことが多々
かなりの部分は「悲しみはあした花咲く」と重なってはいるけれど・・。
忘れちゃってもいいんだと青山尼は言ってましたが・・・・霧の中を歩く時は傘は要らないけれど、歩いていると知らないうちに衣服が濡れるように、日々の心持一つで変わっていくことができるのでしょうね。
蓮の花の教え・・・是は深い。実に深いな~・・。蓮の花は、綺麗な水のところでは美しく咲かない。泥のある所・・泥の中に咲く。泥を嫌ってはいかんですね。
福岡小一殺害事件・・・母親にどんな心の闇が有ったか分からないけれど、こういう事件を聞く度に、父親の存在はどうだったのか気になる。障害を持っていても絆を強くして生きている家族もあるのに、今度の事件に父親はどう思っているのか??
結局は、親も大人ではなかったということなんでしょう。モンスター・ペアレントと根は同じような気がするね。・・他人のことをいろいろ言うのは簡単だけど・・・
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「おくりびと」のHPのフラッシュ版を開けると、久石譲のイメージソングが繰り返し聴けて・・聴いていたら、姿勢を正して法話を聞いていた盲目の女性の涙を思い出して・・ちょっと涙が出てきた。
あの時、あの盲目の女性は何を見ていたのだろうか・・・禅寺の中で、私は、あの若い盲目の女性に 観音様を見ていたのかもしれない。