ふと夜空を見ると、金星が月の近くで光っています。
古くから月を詠んだ歌がたくさんありますが、どうして月を見ると人は心を揺さぶられるのでしょうか。
物質文明は発達しても、縄文の昔から人の心は何も変わらず、今も愚かな事の繰り返しをしています。1200年前の弘法大師以上に人から敬愛された人もあまり居ないし、800年前の西行にも惹かれるわけで。。
史実と空想を織り交ぜた鎌倉時代の「西行物語」。。西行にとって、月とは切り離せない存在で、多くの歌を残しています。
一番好きな歌は、やはり・・「ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃」ですが。^^辞世のような歌だけれど、50歳前半には詠んだ歌のようです。
今夜も、月と金星を眺めて見ましょうか。きっと、清濁混在・・走馬灯のように想いが駆け巡るかも。