ある問屋さんの廃業が決まり、時々顔を出してくれてた担当者さんが、最後の挨拶にきた。
高校を出てから45年間・・一社に勤めて、廃業・・残務整理でリタイヤだ。
国や自治体の財政が逼迫していても、全く関係なく沢山の退職金や恩給が貰える公務員とは違い、退職金もさしてない(利益が無いから廃業するんだから当然)し、恩給なんて有るわけない。
それでも、45年間勤めてこれたのも、皆さんへの恩と運の良さ、そして皆さんとの縁が有ったからだと話されて・・あたしゃ、なるほどなと思いました。
時代の変化の中で、右上がりの時代も長く続いただろうし・・だから、45年も勤められたわけだが、現在は社会構造も流通も変わり、(とても良い方向に変化したとは思えないが)また一社が消えていく。・・明日は我が身なのだが。
私も、仕事や人生の幕引きの時に、「運よく縁あって、知り合うことができ、今までの恩を感じないわけにはいかないです。」なんて言葉で仕舞うことができたらいいなと思う。
この数年で、知ってるだけで・・いったい何件・・廃業・倒産・自己破産しただろう。敗者復活戦が出来る社会であってほしいのだけど、今の政治には何も期待できず(国防とは何かも真剣に考えない政治家!国防って、なにも強い軍隊や軍備を備えるだけじゃない)かといって、名案もないが。
世を憂い 世の理不尽さ 渦巻いて 苦味飲み干す 夜のブラック 詠み人和煦^^