お付き合いしてた某刃物メーカーが倒産した。90年ほどの歴史がある会社だったんだけどね。。。
おかげで、欲しかった刃物が入らなくなったが仕方ない。。。
負債総額は約4億5000万円-だと!!会社の規模の割にはかなり多いなという感じ。
どうして、そこまで膨らんだのだろう。
倒産する一年くらい前に本社を移動したのだけれど、え!!!なんでこんなところに??
・・・先行きは予想出来たわけだけど、ここまでになる前に何とかできなかったのか・・
内情は分からないが、トップの苦しみは幾許かのものだったか。。。。
この世から消えてしまいたい!!そう思ったに違いない。
会社を潰したトップを批判するのは簡単だけれど、トップの苦しみを思えば自分は何も言うことができない。
トップが債務保証を個人的にしていれば、たとえ株式会社だったとしても全てを失うことになる。
手形が落ちなかった瞬間、債権者が社長のもとに押しかけて、社長が吊るし上げられるという場面を私も何度か見てきた。
社長は、針のむしろに座ってひたすら耐えるという場面が何か所も浮かぶ。
債権者だって必死だ。予定していた入金が無ければ、今度は自分が吊し上げられる順番になりかねないからね。
みんな、ぎりぎりの線で資金を回しているんだからね。
身近で起きた倒産・破産の話しを聞く度に、今も河口湖の底に沈んでいるだろう近くに在った会社の某専務や若干20歳で自死したT君など、諸々の顔が浮かぶ。
「この世は苦に満ちている」と2500年前のブッタが言ったけれど、今も何も変わっていないな。。。
生きるとは苦しむことなのか・・はたして?? まだ私には分からない。
武田先生に言わせると、50才を過ぎれば生物学的には生きていても仕方ないというけれど・・・^^;