あるきっかけで、再び大島修治氏の「人生逃げたらあかん」を読んだのだけど、その大島修治氏の話から知った森信三先生の「修身教授録」はアマゾンでのレビューでも非常に評価が高い。そして、私にとっても一生ものの本であることは間違いないだろうと思います。
本を読むと眠くなる私としては遅々として進まないけど、枕元に置いて少しずつ修身の勉強をしています。
大島修治氏の講演は、二度ほど聞かせていただきました。
本にサインをもらったけど、その手は酷い火傷のために、かなり損傷して指が有りません。
顔だって皮膚移植を繰り返したためにアチコチ色が違います。
経営者として得意絶頂の・・言ってみれば天狗になってた時に暴漢にガソリンをかけられて火を放たれ、瀕死の大火傷をして生死の境を彷徨い、その過酷な入院生活や、会社に復帰してからの生活を通して自分を見つめなおしていった人の話は、全てが事実だから説得力がありましたね。
暴漢を恨まず、あれは傲慢だった自分への鉄槌だったと・・むしろ感謝しているという気持ちは、ただただ凄い。
修身教授録は戦前の学生への講義録だけど、まったく古くなくて、むしろ今の学生・教員・私のような凡夫には必要な書ではないかなと思います。