ヒンヤリとした中、プラスチックごみを出してきた。
東雲の空・・・上にはお月さまと明けの明星が綺麗。
未だ、太陽が顔を出さないけれど、明るくなってきた空を東雲・・しののめというんだね。
東雲という漢字は、後から誰かが付けた当て字で、本来は篠の目でしょう。
辞書を引くと、「古代の家は篠竹で作った編み目、つまり篠の目が明り取りの役目も果たしたことから、転じて夜明けの薄明りの意味になった。」そうですな。
日本語は実に繊細だ。英語なら私という意味する言葉は「I」しかないのに、日本語には沢山あるし、コマーシャルじゃないけど、風を表わす言葉も沢山。特に自然現象にまつわる言葉は実に豊富。
これも緑が多くて、比較的水も豊富(本当は、決して豊富じゃないが豊富にみえるだけ)で四季もハッキリしている気候のせいだろう。
自然を畏敬してきた日本人に、絶対的な一神教のイスラムやキリスト教は広がらず、神なぞ存在しない仏教が定着したのも理解できそうだ。
自然は征服するものというアングロ・ソクソンをはじめとする西洋の行動様式を模倣せず、いにしえの人たちの思考を見つめ直した方がいいかもね。
それにしても、知らない日本語はまだまだ沢山ありそうだ。