お客様である食品会社の看板の名前が変わった。事前に知らせは来ていたけれど、やっぱり看板が変わると・・・なんとも言えぬ想いが巡る。
有名会社の部長を社長に迎えいれて立ち上げた惣菜子会社も・・結局軌道に乗らず、半端でない多額の負債を抱えて倒産。当然親会社への影響は避けられずに銀行管理となって、ある外食チェーン産業の翼下に吸収されることになり、8/1から社名が正式に変わる。
派遣されてきた新社長は、まだ若い人だ。この人から、3年前に提案していたものが受け入れられて仕事になった。私としては、チャンスとも言えるのだけれど、そう簡単にはいくまい。
長く使いもしない高額な機械を無計画に買って、旧経営陣は何を考えていたのかと私に話してくれたけど、旧経営陣は、今も互いに責任を擦り付けて互いに訴訟をするという情けない状態だそうな。
元社長というのは、ちょっと鼻持ちなら無い感じの人だったけれど、実績が伴っているならそれも有りかと思っていたね。だけど、こうなった今・・立ち上げた惣菜会社の社長にしろ、旧社長にしろ・・何を勘違いしていたんだろう。
今日買った「週刊現代」の185ページに、いい死に方/悪い死に方の特集がある。
人に寿命があるように、会社にも寿命がある。いつかは、必ず消滅する運命なのだ。ただ、会社というのは、消滅はしても、買収されたりして再生する事はある。しかし、名前は消えていくのだ。
この会社のように、そしてSANYOのように・・・あんな大きなSANYOも名前は消えてパナソニックになってしまう。ナショナルから飛び出した人の作った会社が、巡り巡ってナショナル(パナソニック)に吸収される。
永遠などというものは無くて、いつか消滅していくのがこの世にあるものの全ての定め。
「色即是空」・・・この世に存在するものは仮の姿であって、その本質は空であると釈迦は言った。この空こそが仏法の根幹をなす哲学というのだが、まだまだ私は解らない凡夫なんだな。
仏法を少しかじったせいか・それとも歳をくったせいか、さして死そのものについての恐怖はない。だけど、凡夫の私だって良い死に方はしたい。皆に迷惑をかけながらの惨めな最期は嫌だ。なんとしても、西行の和歌のように穏やかに逝きたいものだ。
今夜は「週刊現代」を読んでみようか。
巻末の「花と蛇3」小向美奈子の袋とじの写真を見ても、何も体の反応が無くドキドキもしなくなっては・・良い死に方は出来ない?
杉本彩のなら多少は反応???したか??
さて、真面目に読んでみることにするか。^^