任天堂が過去最高の売上げと利益を出したとか。
花札やトランプなどを作っていた一企業が飛躍的発展をしたのは山内元社長の先見の明のおかげでしょう。
企業が利益を出して金を儲ける行為は至極当然で、利益を出している会社は国のためになっているとも言えそうです。
しかし、仕事には儲かる仕事と尊い仕事の二種類があると私は思うのですが、任天堂の場合は儲かっていても尊い仕事とはとても言えませんね。ケーム機が売れ、ケームソフトが沢山売れたところで、社会にとって良いことはなにもないことは皆分かっていることです。
花札やトランプのようなものは家族で愉しむことが出来ていいけれど、一人でコンピューターゲームばかりしている子供が増えれば、将来どういう社会になるでしょう。
パチンコ三昧の大人ばかり増えたら、パチンコ屋は儲かっても社会は崩壊すると同じで、儲かる任天堂は尊敬できる会社とは程遠い存在です。
一番の尊い仕事が農林漁業であることは疑いの余地はありません。
今の日本は一次産業を軽視し、規制緩和とやらのアメリカの弱肉強食論理を入れて、大資本が地方にも進出して、小さな店も八百屋も肉屋も魚屋もやっていけなくなってしまい、車が無いと買い物も出来ない・・そして、売り手と買い手の会話もなくなった潤いのない社会です。
一次産業に従事する人達が儲からない社会なぞ、長く続くはずがありません。
任天堂のケームが無くてもトヨタの車が無くても生きていけますが、食べ物が無ければ生きていけません。
政治家も国民も、本当に今の歪な日本を憂い、変えていく気概はあるのでしょうか??たぶん無いでしょう。
便利さに慣れ、クズ食品のファーストフード店に子供を連れて行く親や、何でも安く安くと外国製の冷凍食品や100円ショップ/外国の低賃金を利用して衣料品を製造し、それを日本で売って一人勝ちしている会社の物を漁るおぞましい人の多い事。心配ですね。
・・・ふと、任天堂今期最高利益の記事を見て感じたことです。私も、尊い仕事をしたいです。